Category Archives: レッスンの一コマ

秋の○○リンゴキャンペーン!?

横浜市鶴見区江ケ崎町の伊藤ピアノレッスンスタジオのブログです。

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厳しかった残暑も過ぎ、朝晩の空気が心地よく秋の訪れを感じます。

○○の秋などと表現するように、秋は何をするにも適した気候なのでしょうね。

私の場合、、、
今年はベートーヴェンの秋!
《ベートーベン像再構築1》(全三巻)を読み進めています。

CD《ベートーベンピアノソナタ》全集も聴いたり。

さらに《ピアノソナタ》第10番 ト長調 Op.14-2の練習と研究に取り組んでいます。

さて、レッスンでは、秋のど○リンゴキャンペーンが始まりました(^-^;
ど○リンゴとは、『白雪姫』に登場する魔女が白雪姫に差し出すあのリンゴです。

伊藤ピアノレッスンスタジオでは、休符に対する意識が弱い生徒さんに対し、少しでも休符の意識を高めてもらうために、ど○リンゴカードを使用することがあります。

例えば、、、
曲中の4分休符が1つだけがきちんと守れていなかった場合は、、、

「はーい、秋のど○リンゴキャンペーン実施中でーす!」と言いながら、ど○くリンゴカードを一枚手渡します!

素直に受け取る生徒さんもいれば、中には「結構です」「要りませ~ん」と受け取りを拒否する生徒さんも、、、

さて、続けてこのように話します。

ど○リンゴを一口食べた白雪姫はどうなった?
そうだよね、倒れたよね、、、

誰が助けてくれた?
そう、王子様だよね!

でも残念ながら先生の知り合いに王子様がいないので、自力で助かってくださーい!

そんなことを話ながら曲中で守れなかった4分休符をリンゴのヘタにみたて、ど○リンゴマークを書きます!

では、もう一回弾いてみようね!

もう、ど○リンゴをかじることはないよね!?

導入期から上級者まで。一人ひとりの個性に合わせて、今日も楽しくレッスン中です!

一日三食!?

横浜市鶴見区江ヶ崎町の伊藤ピアノレッスンスタジオです!

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日々の自宅練習を一生懸命してきてくれる生徒さんたち。とても頼もしいです。

しかし、、、

レッスンで、生徒さんが練習してきた曲を聴いていると、「あっつ、その音違う、、、」「8分音符が揃っていない、、、」「フレーズの最後の音の弾き方が、、、」など気になる点がある場合が出てきます。

そのような点を改善するために、レッスン中に、「部分練習3回」「運命の3回練習」などと声を掛け、音ミスなどをした部分のみを練習してもらうことがよくあります。

伊藤ピアノレッスンスタジオでは、部分練習の基本を、「正しく3回連続で成功」させることにしています。

なぜ3回にしたかというと、、、

一日三食食べるのが当たり前であるから、正しく3回弾くのも当たり前ということにしました(笑)

「三つ子の魂百まで」「二度あることは三度ある」「三度目の正直」「石の上にも三年」「三日坊主」と「三」が使われている諺が多いことから、大切な数字と勝手に認識しています(笑)

他にも、諺ではありませんが、「三年寝太郎」(民話)ちょっと違うかな、、、

ヨーロッパでは、「三位一体」など?

また、

ベートーヴェンは、ピアノソナタを32曲作曲していますが、第1番~第3番(op.2)、第5番~第7番(op.5)、第16番~第18番(op.30)、第30番~第32番を3曲セットを意識していたようで、「3」という数字を意識していたようなこともあるようで。

ベートーヴェン大先生も意識していた「3」これは、重要な数字!練習に取り入れるしかないと至ったわけでして、、、

さて、実際にレッスン中に部分練習連続3回成功をしてもらうのですが、この成功率がなかなか低いのです。

1回目成功、2回目成功、3回目でミスするパターンが多発します。

きっと自宅でミスをしたまま練習した回数が多くて、そのミスがしっかりと定着してしまっているのでしょうね。

さてさて、連続3回を1セットで成功できなかかった場合は、さらに追加で3セット!

素直に応じる生徒さん、笑いながら大ブーイングの生徒さん、へそを曲げてしまう生徒さんと反応は様々です、、、

生徒さんの表情や集中力を見ながら3回連続で成功するまで追加をしていきます。但し、やり過ぎは禁物で逆効果(どんどん弾けなくなる)になることがあるので、見極めには冷静な判断が必要です。

さて追加する際は、部分練習で何をどうしたいかの練習の目的を一緒に再確認!目的はあれこれ欲張らず一つに絞ります。

さて、この練習方法の目的は、「ミスを直す」「もっと良い演奏にする」「耳を育てる」ことにあるのですが、それよりなにより大切にしているのは、成功までに何度ミスをしてしまっても諦めずに、物事に取り組み成果を上げるために自分のメンタル的に弱い部分に「負けない」事です。

「楽しく・正しく」ためにも、自分の弱さに「負けない気持ち」も育ってくれることを願って!

Zoom>LINEテレビ電話

伊藤ピアノレッスンスタジオが、対面レッスン休講期間中のレッスンとして、オンラインレッスンの導入を始めて約三週間が経ちました。

現在、ZoomとLINEテレビ電話の二つを利用しオンラインレッスンを行っています。
使い方に慣れてきたこともあり、スムーズにレッスンできているように思います。
生徒さん側も順応が早く、自ら筆記用具を準備しレッスン内容を楽譜にメモしたり、コミュニケーションも円滑になってきました。親御さんによるサポートが不可欠な場合もありますが、皆さん上手くお手伝くださり、とてもありがたいです。

このブログのタイトルに、「Zoom>LINEテレビ電話」としたのは、音質や画質、音声や映像のタイムラグなどを総合的に判断した私の主観です。
当方は、ZoomはPC+LANケーブル、LINEは携帯+Wi-Fiを使用。先ず画面のサイズには格段の差があり、サイズが大きい方が生徒さんの手元がよく見えレッスンがしやすいです。

先週のレッスンで、二週続けてLINEテレビ電話でレッスンしていた生徒さんが、Zoomに切り替えたことでそれはより鮮明になりました。

逆のパターンもあることも事実で、Zoomでレッスンをご希望頂いたご家庭の通信環境(Wi-Fi)がピアノの部屋まで届きにくく、開始10分程で通信が途絶えてしまい、急遽LINEテレビ電話に切り替えてレッスンということもありました。

いずれのレッスンも、この状況下で、リアルタイムで映像と音声でコミュニケーションを取りながらレッスンさせて頂けることは非常にありがたいです。

IT社会に取り残されつつあった私ですが、メッシュWi-FiやLANケーブルを使用しレッスン室のネット環境を整え利用することで、一気に現代人に近づいた感覚です(^-^)

ちなみに、携帯の文字入力は、フリック入力ではなく、携帯入力のままです、、、(^_^;)

LINE動画コメントレッスン

今週に入り、LINE動画コメントレッスンのご希望を頂いている生徒さんたちから、演奏動画が次々と送られてきています。

空いている時間に数回動画を拝見し、レッスンポイントを見極めコメント動画を作成!5以内にまとめることがなかなか難しいため、動画が複数になってしまうことも、、、

生徒さんや保護者の方からは、「とても丁寧で分かりやすい解説でした。」「とても分かりやすくて良かったと言っています。」「丁寧にコメントしてくださって、ありがとうございます。」「これは普段のレッスンより、先生のご負担が、、、」「動画で詳しくありがとうございます。」「この形式ですと部分練習しやすそうです。」などご感想を頂いております。

もちろん良い面ばかりではなく、指使いやペダルの踏み方、音の響かせ方などが事細かには直しきれないなど、対面レッスンとは違い限界があることも事実です。指使いの間違えに関しては、親御さんがお気づきの場合は、本人に直接気づかせてあげてくださいね。ご協力頂きますようお願い申し上げます。

できるだけ迅速にコメント動画を作成し送信させて頂きますが、お返事までにお時間を頂戴してしまうことがございます。ご容赦頂き、お待ちくださいませ、、、(^^;)

 

オンラインレッスン

緊急事態宣言の発令に伴い、4月8日(水)~5月6日(水祝)まで、伊藤ピアノレッスンスタジオでは全ての対面レッスンを休講しています。

対面レッスンの代わりに、ご希望の生徒さんには、期間中のレッスンは、オンラインレッスンへの切り替えでの対応を始めています。

オンラインレッスン第一号は、高1の○○ちゃん オンラインレッスンは基本的にZoomを使用してのレッスンを予定していましたが、本人の端末が重くダウンロードができないとのことから、LINEのビデオ通話を使ってレッスン。

音質に関しては、正直期待できるものではありませんが、普段のレッスンでの生徒さんの音質や演奏の特徴から想像力を働かせ、神経を研ぎ澄ましレッスン。OOちゃんは普段のレッスンでなかなか聞き入れてくれないような細かなアドバイスや指示を素直に受け入れてくれる事が頼もしかったです。来週もオンラインレッスンを「する!」と楽しそうにレッスンを終了。

他にも、Zoomを使ったオンラインお試しレッスンを、小3、中2、中3、高2、大人の生徒さんにそれぞれ15分程度ずつさせて頂きました。

「思っていた以上に分かりやすかったです」「音の遅れはあまり気にならなかったです」「子供たちのレッスンも違和感なく、指摘がすごく的確で、先生の方には音質良く聞こえているのかと思っていました」など、ご感想を頂きました。

私も不慣れで、途中で一度だけ私の画面が飛んでしまうハプニングがありましたが、オンラインレッスンの良い面も感じることができました。

どうもありがとうございました☆

練習の質

伊藤ピアノレッスンスタジオでは、オリジナルの練習表を使用して生徒さんの練習状況を把握しながらレッスンを進めています。

昨日の○○さん(小3)のレッスンで、発表会で弾く曲を聴いていて気がかりな点が多かったので、弾き終わった後に練習表を見ながらこの一週間の練習について一緒に振り返ってみました。

いくつかの質問をすると案の定、練習はしているけど質の良い練習ができていないことが判明。正直者の○○さんは、「テキトーに弾いちゃってた」と言ったのです。

本人にその自覚症状がある場合話は早く、今後の練習(質の確保)について具体的に話をし、実際にその場で伝えた通りに練習してみてもらいました。これは練習のやり方の練習ですね(笑)初めはうまくいかず集中力を欠く場面もありましたが5分もすると要領を得た様子。

○○さんは「これならできる」と言い、その表情からも真剣さが伝わってきたので、自宅練習でも直ぐに練習のやり方を思い出せるように付箋に書き楽譜にペタリ!

伊藤ピアノレッスンスタジオでは、生徒さん一人ひとりの年齢、ピアノ歴、環境や状況など必要に応じて練習方法や練習内容を見直し、具体的に指導することを心がけています。

来月から塾通いも始まる○○さん。効率が良く質の高い練習方法を身に付け、ピアノとの両立ができるように応援していきます。

ぐにゃぐにゃ

ピアノを始めて間もない幼いお子さんの多くは、まだ手指の関節が弱くピアノを弾くときに、指の第一関節と第三関節が「ぐにゃり」と凹んでしまうケースが多くあります。

私は、第一関節を「指のおでこ」を出す。第三関節は「ホネのお山」を出す。と呼んで指関節を理想の形に導く声掛けで指導をしています。(写真、①第一関節、③第三関節)

指関節の強さにも個人差があり、もともとしっかりしているお子さん、声掛けをした直後はできるお子さん、一度や二度の声掛けでは全く改善しないお子さん、など様々です。レッスン中は、理想の手指にするための声掛けを適宜しています。

しかし、自宅練習の際のにお家の方(特にお母様)が手指の形について指摘をされると、お子さんは理想の形とは言えない形で弾いていても「できてるもん!」「やってるし」と反発してくるとのお話をよく耳にします。

そんなときは、口うるさく何度も指摘するよりも、理想の形とは程遠くても、「良い指の形だね!」と声掛けをすると、ピッと良い形になる場合もあります。但しこの声掛けは一度してみて効果がなければそれ以上はやめておきましょう。シンプルに、「ぐにゃぐにゃ指になってるよ」とさらっと指摘してあげても良いと思います。

最近、レッスン中にもシンプルに、「ぐにゃぐにゃ指だよ」と指摘す方が、「指のおでこ」「ホネのお山」と指摘するよりも、直観的に「理想の手指の形」に直すお子さんがいることに気付きました。

※なぜ「理想的な手指の形」で弾いた方が良いのか。簡単に言ってしまえば、「ピアノを弾くために必要な動作によるエネルギーを、ロスすることなくなく効率的に鍵盤に伝える」ためです。

「理想的な手指の形」作りへの一助となれば嬉しいです。

5-4=1!?

先日、中3の生徒さんのレッスンでの一コマ。

画像の○印の指使いに初めて遭遇した時のTさんの一言。

 

「これは5引く4だから1の指てことでしょ!」

??

私は、Tさんが急に何を言い出したかと理解できず、「なんのこと?」と聞き返すと、曲中の指使いのことを言っていることがわかりました(汗)

なるほどー!!

○印の箇所は、5の指で弾いたあと、音を弾き直さずに4の指に変えるという「変え指」の指示なのですが、Tさんは、5ひく4の計算式だと思い咄嗟に、1と導き出したのです!

こういう発想に巡り合うたびに、発想力の豊かさにブラヴォー!と叫びたくなるのと同時に、指導者にとっての「当たり前」が、「当たり前で」なく存在していることへの認識も新たにさせてくれます。

感謝!!

『エンターテイナー』弾いてるよ!

「Kねー、今エンターテイナー弾いてるよ!」昨日のレッスンで、Sくん(中1)の開口一番の一言。
KとはSくんのお兄ちゃんで現在高校2年生。小学校卒業まで伊藤ピアノレッスンスタジオに通っていました。私立中学に入学し学業と部活で時間の制約ができてしまい、ピアノのレッスン継続は断念してしまいました。

そんなKくんですが、最近よくピアノを弾いているようなんです!

約一ヶ月前に、お母様から「Kが最近『カノン』(パッフェルベル作曲)を弾きはじめています、勉強の合間に気分転換ですって。」と嬉しいご報告を頂きました。

昨日のレッスンで、お兄ちゃん思いのSくんは、「先生に何か曲の楽譜を借りてきてあげようか」とKくんに言ってレッスンにやって来たようで、私もそれならばと、勉強の合間などでも気軽に弾けそうな名曲のアレンジがアレコレ載った楽譜を貸してあげることにしました。

Sくんが帰宅して直ぐにお母様から、「Kに一冊貸してくださったようですみません。高2になり、勉強にもプレッシャーがかかるのか、毎日時間あると弾いてます。」との重ねてのご報告も頂きました。

Kくんは、ピアノを弾くことで、言葉にできない思いや、ストレス。人には言えない思いや、悩みを音に託して吐露し、気持ちの整理をしているんだろうなぁ。などと思いを巡らしてみました。

学業、部活でレッスンの継続を断念してしまっても、それまでのレッスンで身に付けた基礎力でピアノを弾いていくれていることに、ピアノ指導者として大きな喜びを感じております。

Kくん、Bravo!

《生徒さん・保護者の方の声》

《生徒さん・保護者の方の声》にJ.H.くん(小2)のお母さまの声を追加いたしました!

Jくんがレッスンを始めた頃からの変わらない印象は、とても素直でお喋りが大好き。
新しく習う事項等は、その場ですぐに飲み込み、あまり苦労せず出来るようになってしまう器用なタイプ。(視覚重視で、見て覚えることが得意)
ただし、その場ではすぐにできても、新しく習ったことの定着には時間がかり、自宅での練習では新しく習ったテクニック等の応用が利かず、翌週のレッスンでは同じ事を指摘されてしまいます。
でも、指摘をすると直ぐによい方向に修正出来てしまいます。

要は、レッスンでは、私の手本を見た目(視覚)で覚え、耳(聴覚)で覚える分量が少なく、自宅での練習の時には、自分の音を聴きながらの練習ができておらず、”できているいるつもり、やっているつもり″になってしまっていたのです。

レッスン中は、私が手本を弾いてJくんに聴いてもらう。→Jくんが弾く。→私が、「今の弾き方と音はどうだった?」というやり取りを繰り返しています。
「今の弾き方と音はどうだった?」と言う問いかけに、「わかんない」を繰り返していたJくんに変化が見え始めたのは、昨年の発表会の直後から。
レッスン時と自宅での練習時の音の聴き方に少し変化が生じてきたようで、レッスンで指摘されたことを翌週も同じように指摘されることが随分と少なくなってきました。
Jくんは発表会で難易度が高めの曲にチャレンジしたため、その分負荷がかかり、その反動で普段のレッスンの曲がラクにこなせるようになり、心と耳に余裕が生じたようです。

今後も一人ひとりの生徒さんの個性を生かしながら、「楽しく!正しく!」をモットーにレッスンを行って参ります。