曲のタイトルを表現に結び付ける

ブルクミュラー『25の練習曲』Op.100のレッスンでの一コマ。

第22曲『バルカロール』

DCIM1277

曲にも慣れてきて、フレーズ感も明確になってきたRちゃん。今回は、左手の和音それぞれの響きを生かしてメロディーとの関わりを結びつけるレッスン。

さて、和音の響きも感じられるようになったところで仕上げ。

イタリアのベニスの場所を世界地図で調べ、イメージ写真を目の前に演奏。

DCIM1276

お~!!集中力が高まり穏やかなゴンドラの揺れ、ゴンドラ漕ぎの歌が感じられる素敵な演奏になりました☆

イメージを音にする感覚は一人ひとり違う部分もありますが、何かを一生懸命表現している音は必ず聴き手に伝わります。

「人に伝わる音」を大切にレッスンしていきたいと思います。

 

 

グレンツェンピアノコンクール

2016年1月5日(火)横浜みなとみらいホール(大ホール)にてグレンツェンピアノコンクール地区本選が行われました。

H.M.さんが小学3・4年Aコース、H.I.くんが小学3・4年Bコースでそれぞれ優秀賞を受賞いたしました。二人は3月末に行われる関東大会に出場いたします。

おめでとうございます☆

 

謹賀新年

本年も、一人ひとりの生徒さんを大切に、基本理念に忠実にレッスンを進めて参ります。

~基本理念~

  • 一音一音を大切に心を込めて演奏できる生徒を育てる。
  • 良い音を感じることができる心と耳を育て、人の心を感じることができる人間へ成長させる。
  • 音楽の楽しさ、素晴らしさ、演奏し表現する喜びを共感し、豊かな心を育み、生命力あふれる人間としてお互いに成長する。
  • 目標⇒努力⇒継続⇒結果⇒自信⇒力のサイクルを常に意識、経験させ、自立型人間へ成長させる。
  • 一人ひとりを大切に、それぞれの人格と個性を尊重し、才能を伸ばし続ける指導者として常に努力し成長する。

宜しくお願いいたします。

伊藤寛之

聴く

自分が奏する音を大切にして良く聴けることは、他者の奏する音も同様にに聴けること。

他者の奏する音を大切に聴ける子は、人の話をも同じように聴くくことができる。

人の話を大切に聴くことは、相手を大切に思う心。

人の話を大切に聴けば、自分の話もそのように聴いて貰える。

 

ピアノを習うことで、表現力・共感力・美的感動・自己管理能力・自己判断力等様々なことを身につけ卒業していった生徒。

その根本は「自分の出す音を良く聴き・感じる」ことから始まっていたのかな・・・。

※本文中の「話を聞く」の漢字は敢えて「聴く」を使用しております。

継続は力なり

本日、ピティナ・ピアノステップ池袋地区にて、私の生徒N.F.ちゃんが10回継続表彰を受けました。

10回目の節目となる今日の演奏は、それにふさわしく堂々した立派なものでした☆これからも自分のペースを大切に、レパートリーを広げていって貰いたいです。

♪曲目 ベートーヴェン ピアノソナタ・ハ短調Op.10-1より第一楽章

ピティナ・ピアノステップは通年行われている、アドバイザーの先生方のコメント付ステージです。興味のある生徒さんは、お気軽にお声かけくださいませ。

DCIM1199 DCIM1203

DCIM1209

『指メトード』

今日は、金子勝子先生の『指メトード』公開セミナーを受講して参りました。

指導歴50年の中で培われた「指の支え(強い指)」を作るための秘伝を惜しげもなく公開してくださいました。

先ずは私自身が実践し、生徒さんに還元して行きたいと思います。

DCIM1197

御著書

DCIM1195

 

 

 

 

 

 

セミナー修了後に、金子先生(中央)と大学の同期生・前田先生(左)と共に☆

 

 

発表会

昨日、2015年 《伊藤ピアノレッスンスタジオ ピアノ発表会》を無事に終えることができました。

(出演者42名 4歳~大人の方まで)

出演者の皆さんをはじめ、保護者の皆様、関係者の皆様に衷心より御礼申し上げます。

今回の発表会は、指導を初めて以来12年間教えてきた生徒さんと私にとって大きな節目となり、非常に感慨深いものがありました。

今後も生徒さん一人ひとりのために最適なレッスンを提供させていただき、お互いに 成長して行きたいと思います!!

出演者の皆さん、素敵な演奏と感動をありがとう☆

DCIM1194

 

 

 

 

振り返る

発表会まで残り二週間。

生徒さんたちのレッスンも追い込みモードに突入。

先週のレッスンから、生徒さんたちが曲を通して弾き終えた後に、「今の演奏で良かったところは?前回より上手になったところは??」「良くなかったところは?もっと良くなりそうなところは??」等と質問することが増えてきました。

その意図は・・・。

自信の演奏を振り返り、「自分で自分の演奏に対し評価ができる客観性を養うこと。」それを通して「自分で自分を教えられるようになること。」「自分の良さに気づくこと」

自分で自分の演奏を振り返り、思ったことを自分の言葉で伝えられる生徒さんと、それが難しい生徒さんでは演奏と、自宅練習での効果が断然違ってくることに気づきました。 *勿論、年齢・経験等による個人差がございます。

そのためには「楽曲の理解」「自分の音を常に聴くこと」「何をどうすれば良いか、基本をしっかりと理解し、心・頭・指が連動すること」「練習のやり方が身についていること」等大切な要素があります。

本番に向けてのレッスンを通し、私自身が改めて「振り返り」の重要性、「振り返るための力を身につける」ことの重要性に気づくことができました。そのことに気づかせてくれた生徒さんたちに感謝です!!

みなさんいつもありがとう!!

伊藤寛之