あきになりました。

小学3年生のHちゃんが、一緒にレッスンへ通ってくれているお姉ちゃんのレッスンが終わるまでの待ち時間に、画像(クリックで拡大可)のお話と絵を書いて、私にプレゼントしてくれました。
なかなか良く書けているので、皆様にもご紹介させていただきます。


ちなみに、題材はレッスンのご褒美シールで、課題が一つ合格するごとに一枚貰えることになっています。

貰った、野菜とハロウィンのシールから、秋と10月。10月のイベントを八百屋さんを舞台に展開し、「ついでにレタスをくれました。」という落ちまでついていて見事だなぁ。と感心したのと同時に、とても愉快な気持ちになり大笑いしてしまいました。

国語の専門家ではありませんが、起承転結ができているので、普段から本を良く読んでいるのかな?国語が好きなのかな??曲によっては、曲に歌詞やお話をつけさせてみたらさらに表現の幅が広がるかも!?などと想像を廻らせながらこの記事を書いております。
レッスンのヒントはどこに潜んでいるかわかりません(笑)
※この生徒さんは、楽曲を“きっちりと”弾くことが得意です。

伴奏者♪②

11月に行われる、矢向中学校の合唱コンクールの伴奏者が更に決定!

3年生 S.I.さん

おめでとうございます!
中学最後の合唱コンクール。皆の記憶に残るような素敵な演奏で歌声を支えてくださいね!!

伴奏者♪

11月に行われる、矢向中学校の合唱コンクールの伴奏者が続々と決まりつつあります。

1年生 H.M.さん、Y.K.さん(二人ともオーディションにて合格)
2年生 N.I.さん、M.N.さん

おめでとうございます!
最高の伴奏でクラス皆の歌声を支えてくださいね!!

ママが・・・

今日のレッスンで、クレッシェンド(だんだんつよく)を習った小2の男の子Sくん。クレッシェンドの意味と効果を体験して貰うために、一通り説明した後、音に出して弾く前に、自分の名前をクレッシェンドしながら声に出して貰いました。

クレッシェンドのイメージがつかめたSくんが発した一言は!!

「ママがぼくをおこるときみたい!!」「あっ、おばあちゃんも!!」とその様子を真似してくれました!

極めて納得!その後ピアノで上の楽譜の一段目を弾くとはじめから上手にクレッシェンドしながら弾けました♪

身近な体験と音楽表現をすり合わせていくと、子どもの理解は速いのだと改めて実感しました。

ブラボーSくん♪

《ぶんぶんぶん》

まだ大譜表を読むことができなくても、「知っている曲」が弾きたい!!
生徒さんと親御さんのリクエストにお答えして、早速『みんな知ってる!プレリーディング曲集』を用意しました。

そのいきさつは…。

先週のレッスンで、大譜表を読むことに集中できなく、その後、メインテキストにもなかなか興味が向かなかったKくん(年長)。
レッスン終了後に、レッスンに付き添われていたお父様からご提案を頂きました。
「発表会では、Kも知っている曲を弾いたので、練習も楽しくできていたようです。普段のレッスンでも、一月に一曲くらいの長期スパンで知っている曲も取り入れてもらえないでしょうか。」
すかさずKくんも、《ぶんぶんぶん》が弾きたいとリクエスト!
私はハッとしました!
そしてお父様のご提案に全面的に賛同いたしました。
発表会が終わったばかりなので、読譜力をつけることや、メインテキストを進めることばかりに気を取られてしまっていたのです。
指導者の価値観と、生徒さんの価値観の擦り合わせの必要性に改めて気づかされる出来事でした。
こういったご意見を大切に、指導者としての立場からの価値と、生徒さん側の価値とニーズに柔軟に対応し、一人ひとりの生徒さんに寄り添ったより良いレッスンをできるように精進して参ります。

おとのなまえ

伊藤ピアノレッスンスタジオでは、導入期の生徒さんの教材に『バスティンメソッド』を使用しています。

バスティンメソッド』は、アメリカのピアノ教育家バスティン夫妻が考案されたメソッドで、「おとのなまえ」を、ABCDEFGと「英語」で導入していきます。
ちなみに、皆様がよくご存じのドレミはイタリア語です。

英語の「おとのなまえ」を知っておくことのメリットはなんといってもコードネームに繋がる点です。
コードネームは、「おもにポピュラー音楽で用いられる和音(コード)の略記法。」(音楽中辞典・音楽之友社より)です。
根音(和音の基本型で一番下の音。コードネームがCだったら、ドミソの和音になる)を楽譜に付記(右譜例○で囲んでいる)することで、奏者はそのコードネームをもとに、曲に自由に伴奏をつけたり、既存の伴奏にアレンジすることができます。

私のレッスンでは、英語の「おとのなまえ」の導入の際に、イタリア語の「らしど」と、英語の「ABC」を、「AらBしCど」といった具合に双方の「おとのなまえ」をリンクさせながら、カードや積み木を使い楽しく覚えていきます!

さらに発展していくと、調性(ハ長調など調の名前)を英語と日本語で覚えることができたりと、英語でおとのなまえを覚えるメリットがあります。
国際コンクールなどのプログラムの調性表記は、英語が主流となっています。

第六回仙台国際音楽コンクールプログラムより

レッスンの付き添いはいつまで??

保護者の方から、レッスンの付き添いをやめるタイミングについてのご相談を受けることがございます。

今日は、今週からレッスンへの付き添を減らし、初めて一人でレッスンを受けた(送迎は有り)生徒さんの実例を紹介させていただきます。
生徒さんは小学校2年生の男の子。習い始めて今月で3年目に入りました。
お母様は今年に入ったタイミングで、レッスンへの付き添いをやめる事を考えていらっしゃったようですが、発表会の曲のレッスンが始まってしまったので、発表会が終わるまでは付き添うことにされたそうです。

お母様のお考えは、「発表会が終わり、習い始めて三年目に入ったので、私の付き添いを減らして先生と二人の時間を作ってみようと思います。送迎はします。私がいると甘えて調子に乗ってしまうので、一人になることで自覚を持ち、基本的な態度が少しでもよくなれば…と考えています。」とのことです。

息子さんの成長を願われての素晴らしい決断でいらっしゃいます。私は全面的に賛同いたしました。

実際、今週のレッスンでの生徒さんの様子は。

まずレッスン室に入る前に待っている時の表情に「一人でレッスンを受ける誇り」が窺えました。レッスン自体は、途中でふざけてしまうけともなく普段通りの流れで進みあっという間にレッスン終了時間に。
お母様が付き添われているときは、そちらが気になってしまうこともありましたが、一対一のレッスンに100%集中できたようでした。

レッスンへの付き添いを減らそうとお考えの保護者の方のご参考になれば幸いです。

目からウロコ

本日午前中、ヤマハ横浜店さんで行われた、馬場マサヨ先生のピアノ指導法講座を受講して参りました。
馬場先生は名古屋の金城学院大学で教授を務められているて方で、導入期の小さな人からピアノ指導者まで幅広くプロフェッショナルで素晴らしいご指導をされています。
その先生のご著書《目からウロコのピアノ指導法》講座3回シリーズの最終回が本日の講座で、第3章の不自然なフォームの直し方(子供に届く言葉で伝える)でした。

本題に入る前に、これまでの2回の講座のおさらいと、補足のお話があり、導入期の生徒さんに読譜力をつけるために馬場先生が使用されているテキストを具体的に教えていただき、進め方を教えてくださいました。

更に、聴く力を伸ばすためのアイテム《抱っこスピーカー》の紹介をしてくださいました。
ショパンの《ノクターン》や、シューベルトの《即興曲》を弾くようになった段階では練習時間の3分の1は質の高い音楽を聴くことによって、感受性や音楽性が決まってくるというお話にすこぶる共感。

本題の不自然なフォームの直し方では、「演奏する姿勢が悪い」「肩が上がる」「指の形が良くない」場合の直し方を、欧米人の動作やピアノ奏法と、日本人のそれとの違いを比較し具体例を示されながら、まさに《目からウロコ》の指導法をご教示くださいまさた。

ちなみに私自身、大人の生徒さんと、自らのピアノ奏法に悩んでいた時に先生のご著書に出会い、本の中で書かれている奏法を取り入れたところピアニストの友人に「弾きか方変えた?音がすんごく良くなってる!」と言ってもらえる程の結果が出ました。
馬場先生に直接指導を受けたわけではありませんが、今日の講座で先生ご自身の奏法を目の当たりにし、私自身が取り入れた先生の奏法の方向性が合っている事を確信いたしました。
講座終了後、ご著書にサインをいてだき、前述のエピソードをお話させて頂いたところ「いくつからでもピアノは上手くなります」との励ましのお言葉をいただきました。

3回の講座を通じて馬場マサヨ先生の大ファンになりました(笑)
私の生徒さん方にも馬場先生のレッスン法、ピアノ奏法を取り入れお伝えして行きたいと思います。

さあ、また新たな一歩を踏み出しました!

本日、伊藤ピアノレッスンスタジオのピアノ発表会を無事に終える事が出来ました。

出演者の皆さんをはじめ、ご家族の皆様、ご協力くださった全ての方に感謝申し上げます。

今回の発表会では、部ごとに私の指導の方向性を明確にするためにテーマを設けレッスンを進めて参りました。

第一・二部は「音で本気で伝える」第三部は「個性を認め生かす」

詳しい内容は、ご挨拶の際にお話しさせていただきましたが、「音で本気で伝える」では、どのよう風に弾けば楽譜から読み取った音楽を人に伝えることが出来るのかを具体的に指導させていただきました。また、「個性を認め生かす」では、曲の持っているキャパを超えない限り、本人の表現の方向性、意志を尊重しレッスンをいたしました。

テーマを設けることで生徒さんの演奏を更に客観的に聴くことができ、指導方針をより明確化することが出来ました。

今後も、「一人ひとりの生徒さんを大切に個性を尊重」しながらレッスンを進めて参ります。

本日は、大変にありがとうございました。

 

 

 

いよいよ来週です。

発表会を来週の日曜日に控え、レッスンも大詰めを迎えております。

日々一生懸命に練習を重ね、演奏の完成度が高い生徒さん。練習をしていても苦手な点の改善が難しい生徒さん。一人ひとりが自分の演奏に対して真剣そのものです。

先週のレッスンから、自分の演奏を客観的に聴き良い点を生かし改善点に気づいてもらうために、スマホで演奏を録画しながらレッスンすることを取り入れ始めました。

この方法がとても良く、聴けているようで聴けていない自分の音を客観的に聴くことで私が何度指摘しても直らなかった音のバランスや強弱、テンポやリズムが良くなることが多々見受けられます。

ピアノの練習には自分の演奏と理想(あるべき)とする演奏の擦り合わせを客観的(レッスン、録画)に行う作業の必要性、それによって得られることの大きさに改めて気づかされました。

引き続きこの方法も用いながらレッスンを進めていきたいと思います。

※録画は、本人或は保護者様の了承を得て行っており、録画したものは演奏確認後生徒さんの目の前で削除しており、保存はしておりません。写真は私本人です(笑)