Category Archives: コミュニケーション

選んだ機種は・・・☆

先日、Gくんのレッスンでお母様から聞いたエピソードをご紹介させていただきます。

Gくん(小1)は、伊藤ピアノレッスンスタジオでピアノを習い始めて約1年3カ月。現在、自宅での練習では小さなキーボードを使っているそうです。

約一月ほど前、Gくんのお母様からこんなご相談を受けました。

「Gもレッスンと練習を頑張っているので、そろそろ電子ピアノの購入を考えています。Gも先生のピアノとボクのピアノは弾いた感じが全然違うと言い始めまして・・・。」「先生のおすすめの楽器を教えていただけますか?」

二週間後、私は某メーカーの電子ピアノ(機種も指定)をおすすめさせていただきました。

その後、Gくんのお母様は、Gくんを連れて楽器店に電子ピアノの下見に行かれたそうです。

そこで、お母様は、お店にある電子ピアノを全部Gくんに弾かせ、「先生のピアノと一番近いのはどれだった?」と聞かれたそうです。

そして、Gくんが答えたのは・・・

なんと、

私がお母様におすすめさせていただいた某メーカーの同一機種だったのです!!(勿論、Gくんは私がお母様に紹介したメーカー名も、機種も知りません。お母様も事前に伝えることはされていません。)

いやー、びっくりしました(笑)

でも一番驚かれたのは、お母様で、このエピソードをお話ししてくださいました。

後日、私がオススメした機種を購入されたそうです。

『はじめてのギロック』

本日、ヤマハ横浜店さんにて、今野万実先生の新刊、《ピアノの先生が知っておきたい 指づくり・音づくり・耳づくり『はじめてのギロック』でぐんぐん育つ表現力とテクニック》の講座を受講して参りました。

ギロックて??と思われた方のために、ギロック先生について少しだけ書かせていただきます。

ウィリアムL.ギロックは、1917年7月1日アメリカ合衆国ミズーリ州ラ・ラッセルに生まれました。同州のセントラル・メソチ‶スト・カレッジを卒業し、ルイジアナ州のニューオーリンズへ移り、およそ21年間ピアノ教師・音楽教育家として活躍。その後、テキサス州ダラスに移り、作曲に専念。ピアノオーディションの審査員、ピアノ教師対象のワークショップをアメリカ全土で活躍しました。1993年9月7日、ダラス近郊デソートでなくなりました。

ギロック先生の曲の特徴は、「シンプル、同型反復が多い、メロディーが美しく歌いやすい」など導入期の子どもたちの心・耳・指に優しく寄り添うように作曲されていて、その中に教育的配慮が散りばめられています。

そんな素敵なギロック先生の作品との最初の出会いとなるのが『はじめてのギロック』なのです☆

私はまだ駆け出しの指導者の頃からこの曲集を使っておりますが、本日の講座を受講し、改めてその作品の教育的配慮と奥深さに気づくことできました。

今野先生のは、指づくり・音づくり①レガート②スタッカート・耳づくりについての実践方法を、惜しげもなく披露してくださり、大変に興味深く。レッスンですぐにでも応用していきたい内容であっという間の2時間でした。dcim1793

本日一番の収穫は、音づくり②スタッカート(音を短く切って弾く)テクニックについてで、その奏法と指導方法はぜひレッスンに取り入れたいと思いました。dcim1800dcim1801

何に使う??

本日、新しいレッスンアイテムを導入いたしました!!
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料理教室でもないのに、秤を使っていったい何をするのでしょう!?

その答えは、ピアノ奏法の基本となるレガート奏法(音と音をなめらかにつなげて弾く)の感覚を身につけるために使います!!

レガート奏法は、指から指へ重心を移動させ、響きを横に聴きつないでいくことなのですが、ピアノ始めたばかりの生徒さんは、この感覚がなかなかつかめず苦労してしまうことがあります。

そこで、重さを移動させるという指が感じてる(目に見えないので子どもにはわかりづらい)感覚的なものを、目に見えるようにします。

このときに役に立つアイテムが「はかり」なのです☆

「はかり」にゆっくりと重さをかけていくことで、指にかかっている重さが目に見えるようになるのです!

「はかり」を使ったこのアプローチが、レガート奏法の感覚を身につけるための一助になることを願って☆

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癒しを求めて☆

お盆休みも中盤。

本日は、世田谷区の等々力渓谷へぶらり散歩へ行って参りました。

等々力渓谷は、東京23区内で唯一の渓谷で、全長1㎞程の遊歩道で自然いっぱいのスポットです。

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風と木々、川の流れが奏でる自然のサウンドに癒されてました♪

はじめました~☆

はじめたのは、冷やし中華ではないですよ!(笑)

始めたのは、「みんなのノート」です☆

みんなのノート」は、生徒さんがレッスンに来て自分レッスンまでの待ち時間に、最近あった良いことや楽しかったこと、みんなに知ってもらいたい良いこと。等を自由に書くことができるノートです♪

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一番乗りは私です(笑)

みんな~、待ち時間に書いてみてね☆

 

 

 

 

 

 

 

 

第17回川崎吹奏楽コンクール

今日は、M中学校に通う3年生の生徒さん2名が出場した、第17回川崎吹奏楽コンクールを聴きに行ってきました。      (ちなみにM中学校は、数十年前私も通っていた学校です。)

昨年に続き二度目の鑑賞・応援となりましたが、前回に比べて演奏のレベルが明らかに上がっていることが曲の開始と同時にわかる好演で、最後の音まで集中力の途切れない素晴らしいサウンドでした♪

金賞受賞に向けて努力していると語っていた彼女たちの思いが、アンサンブル全体のサウンドに良い緊張感と統率力をもたらしたのだと思います。

目標を持って物事に取り組む事のでモチベーションを高めることの重要性を再認識することができました。

Nちゃん、Yちゃん招待してくれてどうもありがとう☆

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ちなみに、NちゃんもYちゃんもピアノ歴は10年強。

今、Nちゃんは、ベートーヴェン『ピアノソナタ』第8番ハ短調《悲愴》第一楽章。Yちゃんは、先週月曜日までグリーグ『叙情小曲集』より《小人の行進》ニ短調を弾いていました♪

 

追記 コンクール結果は惜しくも銀賞だったそうです。

 

 

 

第26回グレンッエンピアノコンクール

7月21日(木)第26回グレンッエンピアノコンクール横浜地区予選が横浜みなとみらいホール(大ホール)で行われ、生徒さんのH.M.ちゃんが小学3・4年生Aコースに出場し優秀賞に入賞いたしました♪

おめでとうございます☆

H.M.ちゃんは2017年1月5日(木)に同ホールで行われる地区本選に出場いたします。

指導者賞

先日、第25回グレンツェンピアノコンクール指導者賞を受賞いたしました。

このコンクールでの指導者賞は、第23回コンクールから、3年連続の受賞となります。

結果を残してくれた生徒さんたちに、敬意を表すと共に、改めて感謝いたします。

どうもありがとうございます。

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先生だって・・・

週6日。一日約三時間練習しています!!

えっ!?一週間は7日あるって??

はい。ここだけの話、日曜日は練習もお休みしています(笑)

生徒さんたちに練習の重要性を説いている手前、私自身も日々演奏法の研鑽、曲の研究に取り組んでおります。

画像は約5年分の練習記録

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「衝動としての意志」

ピアノを習い始めたばかりの幼児のお子さんをお持ちのお母様から「家で自分から練習をしないんです・・・」と度々ご相談を受けます。

お家での練習の目的は勿論「ピアノを上手に弾き、音楽を表現する」「ピアノを弾くことが好きで、楽しくなる」こと。習い始めたばかりのお子さんの場合は、それと同時に、練習をする「習慣を身につける」こと。が加わります。

習い始めたばかりのお子さんは「自分から練習」をするということ、「何を、どのように」練習すればよいのか何も分かりません。ただ「練習しなさい」と言っただけでは分からないのです。

そこで、「何を、どのように」を身につけるために、お子さんの「興味を引き、衝動としての意志」を芽生えさせ「練習習慣」に繋げていきます。

具体的には!?

簡単です。お母様が「練習しなさい」言う代わりに、お子さんの目の前で「レッスンの宿題を先に始める」のです。例えば、「メリーさんのひつじ」をお母さんが弾き始めます。(そんなに上手でなくてもいいのです!)きっとお子さんは、側に寄ってきて弾きたがるでしょう。この繰り返しをすることで「練習は自からやるもの」ということを知ることができるのです。

*お母様が練習を始める時間を決めておき、「O時になったから練習しよ~」とさりげなく声を出してみるのも良いかも知れません。

「幼児期が最も関心を持つもの、それは人間です。私たち大人です」「幼児まず身近な大人の真似をすることを通して、周囲の社会との関わりをもちはじめます」「大人の動作を真似すること、模倣すること、これは幼児の本性です」(広瀬牧子『我が家のシュタイナー教育』共同通信社より)

この「真似をしたがる」という「衝動」を練習習慣の習得に応用してみては如何でしょうか。

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