『はじめてのギロック』

本日、ヤマハ横浜店さんにて、今野万実先生の新刊、《ピアノの先生が知っておきたい 指づくり・音づくり・耳づくり『はじめてのギロック』でぐんぐん育つ表現力とテクニック》の講座を受講して参りました。

ギロックて??と思われた方のために、ギロック先生について少しだけ書かせていただきます。

ウィリアムL.ギロックは、1917年7月1日アメリカ合衆国ミズーリ州ラ・ラッセルに生まれました。同州のセントラル・メソチ‶スト・カレッジを卒業し、ルイジアナ州のニューオーリンズへ移り、およそ21年間ピアノ教師・音楽教育家として活躍。その後、テキサス州ダラスに移り、作曲に専念。ピアノオーディションの審査員、ピアノ教師対象のワークショップをアメリカ全土で活躍しました。1993年9月7日、ダラス近郊デソートでなくなりました。

ギロック先生の曲の特徴は、「シンプル、同型反復が多い、メロディーが美しく歌いやすい」など導入期の子どもたちの心・耳・指に優しく寄り添うように作曲されていて、その中に教育的配慮が散りばめられています。

そんな素敵なギロック先生の作品との最初の出会いとなるのが『はじめてのギロック』なのです☆

私はまだ駆け出しの指導者の頃からこの曲集を使っておりますが、本日の講座を受講し、改めてその作品の教育的配慮と奥深さに気づくことできました。

今野先生のは、指づくり・音づくり①レガート②スタッカート・耳づくりについての実践方法を、惜しげもなく披露してくださり、大変に興味深く。レッスンですぐにでも応用していきたい内容であっという間の2時間でした。dcim1793

本日一番の収穫は、音づくり②スタッカート(音を短く切って弾く)テクニックについてで、その奏法と指導方法はぜひレッスンに取り入れたいと思いました。dcim1800dcim1801