右脳と左脳

昨日は、レッスン室のピアノを調律して頂きました。

大変信頼のおける調律師Nさんに調律作業終了後、ピアノのレッスンと勉強についてお話を伺いました。

詳細は記述しきれませんので、結論から申し上げます。(既に皆様もご存知かと思いますが。)

勉強に使うのは主に左脳(言語系)論理的、文字による記憶が得意。一方右脳は(感覚系)イメージによる大量記憶が得意。

ピアノを弾ける人は、右脳(イメージ)での記憶も強化されるので情報記憶に使える脳の容量が増えるようです。

また、勉強では主に左脳を使うので、勉強疲れした脳をリフレッシュるためにピアノを弾くと、右脳を使うことによりリフレッシュ効果が上がる(左脳が休まる)ので、勉強のモチベーション向上にもつながるそうです。

思い返してみると、生徒さん(中3)の親御さんから「受験勉強している合間にもよくピアノを弾くので、勉強の進度がちょっと心配で・・・」とのお話を伺ったことがありました。この生徒さんは、きっと先に記述したことを自然に行ていたのでしょう。

ピアノと勉強には相乗効果が多々ありそうですね。

 

左脳     右脳

言語     感覚

論理     創造

分析     ひらめき

計算     直観

など     音楽・芸術

芸術     など

左脳   =連携=  右脳

 

 

 

合唱コンクール

昨日の出来事になってしまいますが、近所のコンビニで用事を済ませ、帰りがけに寄ったお店で、約2年振りに元生徒(現在中3)Rちゃんに会いました。
私が声をかけると、「あーっ!伊藤先生!!」と有り難いリアクション(笑)レッスンの思い出話や近況報告に花が咲きました。
その中でも嬉しかったのが、「私、昨年の合唱コンクールで伴奏をしたんです!」そして、曲名を聞いてまたビックリ!なんと《空を駆ける天馬》というなかなか難しい曲!!(私は中2の合唱コンクールで歌いました。)

Rちゃんが教室を卒業したのが、小学校6年の3月。中学校進学に合わせて勉強と部活に集中するためでした。伴奏の練習は中2の夏休みを使って(本番は10月)部活、塾、勉強と忙しい中で並行して自力で進めたそうです。
それを語るRちゃんはどこかとても誇らしげで、大人っぽく見えました。(身長は、教室を卒業した時から2㎝しか伸びていないようですが。)
また自宅では、「たまに自分の好きな曲も弾いているんです!」「小6年までに基礎をしっかりやっておいて良かったです!!」と重ねて喜ばしい言葉が。
生徒さん一人ひとり、始める時期も教室を卒業する時期も違いますが、しっかりとした基礎力をつけておけば、教室を卒業した後も、本人の気持ち次第でピアノとの良好な関わりが継続していくことを改めて実感しました。
Rちゃん、貴重なお話をありがとう☆

伴奏

ご報告が少し遅くなってしまいましたが、O小学校3年生のGくんが、明日4月20日(金)に行われる1年生を迎える会で3年生が歌う《ぷっかりくじら》の伴奏者に指名されました!

Gくんが学校の先生から伴奏をお願いされたが4月16日(月)!ちょうどレッスン日だったので、譜読みを手伝い、昨日18日(水)に補講をして、明日の本番!

練習期間4日間ということで、お母さまも相当心配されていましたが、昨日の補講時にはほとんど弾けていたので私もホッとしました。

明日は素敵な伴奏で合唱を支え、一年生に喜んでもらえるように頑張ってくださいね♪

校歌

生徒さんの一人、Y中学校3年生Sさんがオーディションに合格し、校歌の伴奏者に選ばれました!おめでとうございます♪

今後一年間、朝礼などで歌う校歌の伴奏を担当するそうです!

Sさん頑張ってくださいね!

価値とニーズ

4月2日(月)から新年度のレッスンが始まり、二週間が経とうとしています。

レッスンでは、11月3日(土祝)の発表会に向け、幼児と小学生の生徒さんたちの選曲が、先週から本格的に始まりました。

中学生以上の生徒さんたちについては、昨年末から3月までにモーツァルト、ショパン、ドビュッシー、ラヴェル等の曲が決定し練習も始まっています。

今回、選曲に当たって、選曲についての考え方を深め、より柔軟な対応の必要性に何人かの生徒さんと保護者の方に気づかせて頂きました。

私は、選曲に当たって、生徒さんの実力と発表会までの期間での達成度。そして生徒さんの音楽性や趣味の傾向などを考慮して、個性が輝く選曲。その曲を弾くことによって、身に付けてもらいたい奏法やテクニックを盛り込んだ選曲を心掛けています。
そして、一人ひとりの生徒さんにソロ、連弾共に3曲程の候補を用意し、実際に弾いて聴かせ選んでもらっています。

ただ、ここに落とし穴がありました。当然のことですが、指導者と生徒さんの「価値とニーズ」には相違点があるという事!!

選曲作業を通し、生徒さんの中には、「和音の多さや曲の長さ、またレッスンで習ったペダルを一回は踏みたい!」「スッカートが沢山あって、リズムが楽しい曲が弾きたいの!」「明るいのと暗いのがある曲が良い!」「オレは、ベートヴェンが好きなんだよね!」等と、生徒さん自身の価値観やニーズを伝えてくれたのです!

これは私にとって衝撃であり、気付きと驚きにあふれた言葉の数々でした。

そして、今週はそれぞれの生徒さんの「価値とニーズ」踏まえて、改めて選曲に当たっています。

ある生徒さんには、その子の「価値とニーズ」を考慮し、追加でソロ4曲を選び、レッスン時に私が弾き、聴いてもらいました。
私の横で聴いている生徒さんの表情が曲によって様々に変わることが普段以上に印象的でした。

今後は、これまで以上に生徒さんの「価値とニーズ」を把握するためにしっかりと声を聞き、選曲やレッスンを行ってまいります。

沢山の気付きを与えてれた生徒さんと保護者の方に、改めて感謝申し上げます。

尚、選曲につきましては、事前のリクエストや生徒さん自身のが決めた曲にも応じています。
中学生以上の生徒さんは、ほとんどの生徒さんが自分自身で曲を決めています!

伊藤ピアノレッスンスタジオのピアノ発表会は任意参加です。今年は、本日現在で40名の生徒さんが参加予定です!

チョココロネ♪

遊んでいるのではありません!!
ピアノをより良く弾くための、指のトレーニング中です(笑)
※トレーニング方法にはコツがあります。

鍵盤から離れて遊び感覚で、指のトレーニングすることも、気分転換と集中力を養うのに役立ちます。

チョココロネは、百均のセ○アにて購入♪
ちなみに、クリームは、チョコとイチゴの二種類!
お好きな方で☆

原点!?

本日、カワイ横浜店さんで行われた、バスティンメソッドの新刊『オールインワン・プリマーA』の指導法講座を受講して参りました。講師はバスティンメソッドで素晴らしい指導を展開されている、池川礼子先生。

導入期に欠かせない要素、「遊び=学び」「指づくり」「必要な感を育てる」「2ど 3ど」「分析」について『オールインワンプリマーA』のページを追いながら確認してまいりました。

私が駆け出しのピアノ指導者の頃、初めて受講したバスティンメソッドの指導法講座が、池川先生によるものでした。今日は原点に戻った懐かしい気持ちで受講し、導入期で押さえておくべき要素が再確認できました。

現在は『オールインワン』は使用しておりませんが、『パーティーシリーズ』『ベーシックスシリーズ』にも取り入れられる指導法ばかりでしたので、明日からのレッスンにこの学びを生かし、生徒さん一人ひとりに最良のレッスンを提供できるよう努めて参ります。

 

ピティナ・ピアノステップ

2月3日(土)ピティナ・ピアノステップあざみの地区に、当教室の生徒さん2名(兄弟)が参加しました。

S.K.くん(小4)は、基礎4でエントリー。課題曲 ブルクミュラー25の練習曲より《スティリエンヌ》、自由曲ツェルニー100番より第36番を演奏。

R.K.くん(小6)は、応用1でエントリー。課題曲 L・モーツァルト《アングレーズ》、自由曲 ブルクミュラー25の練習曲より《舟歌》を演奏しました。

当日は、レッスンがあり会場へ足を運び聴くことができませんでしたが、付き添いをされたお父様が動画を撮って送ってくださり、演奏を楽しむことができました。

動画からも、二人の個性の違いや、レッスンの時とは違った一面も垣間見ることができて頼もしく思いました。

当日会場に足を運ぶことができなかったお母様からは、「ふたりとも更に今後のレッスンに自信がついたと思います!」との声を頂きました。

二人は2回目の参加でしたが、3ヶ月ほど前にステップ参加を提案すると即答で「出る!」「やりたい!」との返答(^^)

課題曲、自由曲を決め、普段のレッスン、発表会とは違い、演奏を評価されるという観点も考慮しレッスンに取り組んできました。当日の演奏からは、その課題の殆どをクリアしていることが伺えました。

「目標→努力→結果」の重要性を更に認識すると共に、二人の今後の成長に喜びを感じました☆

○○らしさ、○○らしく

自分らしさ、自分らしく。○○さんらしさ、○○さんらしく。○○くんらしさ、○○くんらしく。等。今日のブログのタイトル「○○らしさ、○○らしく」の○○に当てはまる言葉は数多ありますね。

ピアノのレッスン時にも「○○らしさ、○○らしく」の言葉を使うことがあります。

例えば、ワルツを弾いた生徒さんに対して、「ワルツらしく」弾けています!「ワルツらしく」弾きましょう!等です。それまでにワルツを聴いたこと、弾いたこと、見たこと。或は実際に踊ったことがある場合にはピンとくる可能性が高いですよね。一方でそういった経験が全くないと??となってしまのではないでしょうか。

私の教室では、中高生になると名曲、例えばショパン《子犬のワルツ》《ノクターン第二番》、バッハ《インベンションとシンフォニア》《イタリア協奏曲》モーツァルト《トルコ行進曲》ベートーヴェン《ピアノソナタ悲愴》などを弾く生徒さんが多くいます。

こういった名曲を弾く際、もちろん名曲と言われていない数多の素晴らしい作品を弾くときににも大切にしたいのが、「○○らしさ、○○らしく」なのです。

《子犬のワルツ》を弾くときに大切にしたいのは「ワルツらしさ」左手の伴奏形が「ワルツらしさ」を出すために重要になります。《ノクターン第二番》の場合なら「ショパンらしく」も重要な要素になります。ショパンは、歌唱法の一つ「ベルカント唱法」(イタリア語。美しい歌、美しい歌唱の意)を大変好んでいました。彼のピアノ作品の多くにこの「ベルカント唱法」からの影響を見ることができます。これをわかっていると「ショパンらしく」演奏することに近づくのです。さらに左手の伴奏で使われている和声や音型も「ショパンらしさ」の一つです。

以上のことは、名曲を弾くようになるまでに、導入期の教本や、ブルクミュラー《25の練習曲集》《ソナチネアルバム》その他で折に触れて学んでいきます。

年齢や学習段階に応じて、マンガ版の作曲家の伝記を読んでみたり、CDでワルツのCDを聴いてみる、YouTubeでワルツを踊っているのを見てみるなど。自ら興味を持って知識面の学習も補いながら、自分の弾いている曲を「美しい音で間違えずに自分らしく弾く」だけではなく、曲の特徴やスタイル、作曲家の生涯や歴史的背景にまで興味を持ち、良い意味での「○○らしさ、○○らしく」を追求できるように成長してくれると嬉しいですね。

ちなみに、私は今、「バッハらしさ」を求めて、バッハの作品を練習する際に「修辞学」の考え方を踏まえて練習することに取り組んでいます。バッハが活躍していた時代には「修辞学」という学問があり、音楽とも関係が深かったようです。