Category Archives: Info

足台・補助ペダル!?

ピアノを演奏する際の姿勢は、良いに越したことはありません。

導入期のお子様は(身長110㎝前後~150㎝前後)、ピアノの椅子に座ると足が床にとどかず、重心が不安定になります。

そのため、レッスンでは足台や補助ペダルを使用しております。しかし、生徒さんが自宅で練習する際は、殆どの場合、足台や補助ペダルを使用していないのが現状です。

週に一度レッスン時の使用だけですと、足を足台や補助ペダルに乗せ、安定した姿勢を身に付けることはなかなか難しいです。鍵盤に上手く重心を乗せることが難しく、手首も下がりがちになり、良いフォームを作る妨げになることもございます。ご家庭でも導入の初期段階から、足台・補助ペダルの使用をおすすめいたします。

また、バスティン教材で導入の場合、ピアノベーシックス《おけいこ1》 p.34「ペダルの使い方」ではダンパーペダル(一番右側のペダル)の使用が開始されます。その際、ご家庭での練習に役に立つアイテムが、「アシストスツール」「アシストペダル」「アシストハイツール」です。(身長130㎝前後から)

Jくん(小1)のご両親は、ダンパーペダルの導入に際し(11月)ウェブで、「アシストスツール」「アシストペダル」「アシストハイツール」をセット購入されました。自宅では電子ピアノで練習していますが、購入された製品は問題なく使用できていることのことです。金額もメルカリの中古品と比較してくださり、あまり変わらない点をこれから検討される方のご参考にと。ご報告してくださいました。Jくんは、「アシストセット」を使用することで、ペダルの導入段階から良い姿勢で練習で無理なくペダルを踏めています。

*この記事の内容は、当教室で発行している《ピアノ通信vol.25》からの転載です。一部編集しております。

以下の画像は、レッスンで使用している足台・補助ペダルです。

補助ペダル付き足台(M60S)身長115㎝前後~135㎝前後の生徒さんに使用

足台 身長110㎝前後~130㎝前後の生徒さんに使用

フィットペダル 身長130㎝前後~150㎝前後の生徒さんに使用

 

sale(セール)

sale(セール)!!この文字に誘われて、クラシックのCDを11枚、まとめ買いしてしまいました!
saleの頭に「怒濤の…」などとついていて、本当にお買い得感がありどれも欲しくなってしまいましたが…。
全て購入するわけにもいかず、今回は、以前から気になっている日本人ピアニストに限定して、11枚を選んでみました。(画像では、1枚貸し出し中で10枚です。)

演奏会に足を運んで聴くのがベストですが、CDで聴いてもそれぞれのピアニストの音楽性や個性、解釈が聴き取れ大きな刺激を受けております。

「聴く力(鑑賞力)」は、良い音楽を聴いて、素晴らしさを感じとる力のことです。弾くことだけで終ってしまいがちな日々の練習ですが、良い音楽をCDなどで聴くことも是非取り入れて頂きたいと思います。
良い音楽を耳にしなければ、「どこが素敵か」「何が美しいか」「何が感動」なのかは本当にはわかりません。「聴く力(鑑賞力)」がつけば自ずと感性も磨かれて音楽性も育まれていきます。
また、様々な楽曲を耳にすることで、数多の曲を知ることや、弾いてみたい曲が増えたりと相乗効果もあります。同じ曲を複数のピアニストで聴き比べることもオススメです。

立冬を向かえ、秋から本格的な冬へと移り行くこの季節。
ご家族でクラシックCDの鑑賞会などしてみてはいかがでしょうか!?

余談ですが、私はクラシックのCDを500枚以上所有しております。

あきになりました。

小学3年生のHちゃんが、一緒にレッスンへ通ってくれているお姉ちゃんのレッスンが終わるまでの待ち時間に、画像(クリックで拡大可)のお話と絵を書いて、私にプレゼントしてくれました。
なかなか良く書けているので、皆様にもご紹介させていただきます。


ちなみに、題材はレッスンのご褒美シールで、課題が一つ合格するごとに一枚貰えることになっています。

貰った、野菜とハロウィンのシールから、秋と10月。10月のイベントを八百屋さんを舞台に展開し、「ついでにレタスをくれました。」という落ちまでついていて見事だなぁ。と感心したのと同時に、とても愉快な気持ちになり大笑いしてしまいました。

国語の専門家ではありませんが、起承転結ができているので、普段から本を良く読んでいるのかな?国語が好きなのかな??曲によっては、曲に歌詞やお話をつけさせてみたらさらに表現の幅が広がるかも!?などと想像を廻らせながらこの記事を書いております。
レッスンのヒントはどこに潜んでいるかわかりません(笑)
※この生徒さんは、楽曲を“きっちりと”弾くことが得意です。

おとのなまえ

伊藤ピアノレッスンスタジオでは、導入期の生徒さんの教材に『バスティンメソッド』を使用しています。

バスティンメソッド』は、アメリカのピアノ教育家バスティン夫妻が考案されたメソッドで、「おとのなまえ」を、ABCDEFGと「英語」で導入していきます。
ちなみに、皆様がよくご存じのドレミはイタリア語です。

英語の「おとのなまえ」を知っておくことのメリットはなんといってもコードネームに繋がる点です。
コードネームは、「おもにポピュラー音楽で用いられる和音(コード)の略記法。」(音楽中辞典・音楽之友社より)です。
根音(和音の基本型で一番下の音。コードネームがCだったら、ドミソの和音になる)を楽譜に付記(右譜例○で囲んでいる)することで、奏者はそのコードネームをもとに、曲に自由に伴奏をつけたり、既存の伴奏にアレンジすることができます。

私のレッスンでは、英語の「おとのなまえ」の導入の際に、イタリア語の「らしど」と、英語の「ABC」を、「AらBしCど」といった具合に双方の「おとのなまえ」をリンクさせながら、カードや積み木を使い楽しく覚えていきます!

さらに発展していくと、調性(ハ長調など調の名前)を英語と日本語で覚えることができたりと、英語でおとのなまえを覚えるメリットがあります。
国際コンクールなどのプログラムの調性表記は、英語が主流となっています。

第六回仙台国際音楽コンクールプログラムより

後輩の誕生☆

この度、伊藤ピアノレッスンスタジオに通う高校3年生のN.O.さんが私の母校、洗足学園音楽大学ピアノコースAO入試に見事合格いたしました!!

N.O.さんは、私がピアノ指導を始めた約13年前から通ってくれている生徒さんで、お母様のご希望もあり幼少期から音楽大学受験を視野に入れたレッスンをして参りました。

これまでの道のりは決して平坦なものだけではありませんでしたが、高校生になってからは音大を受験するという本人の意志もより強固なものとなり、ピアノ実技のレッスンだけではなく、楽典(音楽理論)や聴音のレッスンも本格的に行うように。

今年に入ってからは、洗足学園音楽大学N先生のレッスンにも通い、表現力に更に磨きをかけて合格に至りました。

晴れて、私の後輩一人目の誕生です☆

これからは、指導者としては勿論、良き先輩としてもOさんのサポートを続けていきたいと思います。

N.O.さん、本当におめでとうございます☆ここまでサポートしてくださったご両親をはじめ、ご家族の皆様、N先生にも感謝申し上げます。