Category Archives: コミュニケーション

音・聴く・聞く

ピアノを演奏するということは、鍵盤を打鍵し音楽を奏でる、音を出すこと。

ピアノから発せられる自分の奏でる音に耳を傾ける。

打鍵する前に聴き、打鍵された瞬間に発せられた音を聴き、聴き続ける。その繰り返し。

自分の奏でる音を大切にする。発音する音を集中し聴く。

美しい音。

心の美しさ。

美しい音・素晴らしい音楽を聴くことは心を育む。

自分の音を大切にし、聴けることは、他の人が弾くピアノの音も大切に聴けると思う。

他の人の奏でる音を聴ける子は、人の話も聞ける子だと思う。

人の話を大切に聞くことは、相手を大切にしていること。

人の話を大切に聞けば、自分の話も大切にしてもらえる。

人に喜びを与える音。

安心を届ける音。

勇気づける音。

ピアノのレッスンを通して《聴く力・聞く力》も身に付けてもらいたいです♪

今年の漢字一文字を決めました!

「挑」と書いてチャレンジと読みたいと思います。

昨年末からYouTubeやCDで大好きなピアニストの中の一人、イングリット・フジ子・ヘミングさんの演奏を聴きまくり、今年は、フランツ・リストの難曲と言われている《ラ・カンパネラ》にチャレンジすることに決めました。

昔からずっと弾いてみたかった憧れの一曲でしたが、弾けるようになる自信が持てずっと避けてきました。フジ子さんの言葉に、「ぶっ壊れそうなカンパネラだっていいじゃない」とあるのですが、この言葉に勇気をもらい「自分らしいカンパネラ」の演奏を目指して練習をしています。

練習を初めて3週間経ちましたが、理想とする演奏にはほど遠く・・・。私のカンパネラは、ぶっ壊れています(笑)年内に仕上げられるように、日々練習に励んでいきます!

 

 

オムライス

本日、母が還暦を迎えたので、お昼にオムライスを作って差し上げました。中のチキンライスの赤が還暦色ということで・・・(笑)(「赤いちゃんちゃんこ」は拒否されてしまいました・・・。)

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○○の秋

皆さんは、「○○の秋」と聞くと何を真っ先に思い浮かべますか?

私は勿論・・・芸術の秋

でも、それだけではありませんよ!!今日は、「○○の秋」尽くしの一日でした(笑)

スポーツの秋→ランニング

秋風に吹かれて多摩川の土手をランニング。久々に青空を見上げて気分も爽快!!

食欲の秋→焼きそば

大好きな焼きそばをお腹いっぱい食べて大満足(笑)

芸術の秋・読書の秋→松尾たいこさん【絵】江国香織さん【文】

『ふりむく』松尾たいこさんの絵に、大好きな江国香織さんが文を付けた、本を愉しみました♪

芸術の秋→西畑久美子先生

先日初めてお会いしたピアニスト西畑久美子先生がソリストとで演奏されている『シューマンピアノ協奏曲』『グリーグピアノ協奏曲』をYouTubeで鑑賞♪

○○の秋を満喫した一日でした☆

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ピアノステップ☆

本日、ピティナ・ピアノステップ東神奈川地区(かなっくホール)に、当教室の生徒さん3名が出演しました☆

S.K.くん(小3)は、演奏前に顔を合わせると、初めての出演のためか緊張気味で欠伸を連発(私も緊張すると欠伸がでます・・・)しかし、演奏が始まると別人のように溌剌とした演奏♪バスティン『タランテラ』とギロック『おもちゃのダンスを』練習の成果を発揮し、魅力的に演奏しました☆

R.K.くん(小5)は、S.K.くんのお兄ちゃんで、同様に初出演。しかし、Sくんとは正反対に全く緊張をしていない様子!フチーク(バスティン編曲)『剣士の入場』は、生き生きとしたリズムで客席の雰囲気を変えてくれました♪ブルクミュラー『アラベスク』では、練習時よりもはるかに上手く弾くことができました。

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演奏後、会場で聴いていた大先輩指導者の先生から、「二人の演奏はリズムができていて、指だけでなく、身体も使って弾いていて良かったわよ!!」とお褒めの言葉をいただくことができました。

Y.Kちゃん(小6)は、三回目の出演♪ブルクミュラー『天使の合唱』は、ペダルを上手く使って、素直で透明感のある音が印象的☆アップテンポでテクニックを要するブルクミュラー『タランテラ』は、最後まで集中力を持って弾ききりました。

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粗を探せば、全てが上手く弾けたわけではありませんが、3人とも確実に演奏グレードをステップアップさせました☆

選んだ機種は・・・☆

先日、Gくんのレッスンでお母様から聞いたエピソードをご紹介させていただきます。

Gくん(小1)は、伊藤ピアノレッスンスタジオでピアノを習い始めて約1年3カ月。現在、自宅での練習では小さなキーボードを使っているそうです。

約一月ほど前、Gくんのお母様からこんなご相談を受けました。

「Gもレッスンと練習を頑張っているので、そろそろ電子ピアノの購入を考えています。Gも先生のピアノとボクのピアノは弾いた感じが全然違うと言い始めまして・・・。」「先生のおすすめの楽器を教えていただけますか?」

二週間後、私は某メーカーの電子ピアノ(機種も指定)をおすすめさせていただきました。

その後、Gくんのお母様は、Gくんを連れて楽器店に電子ピアノの下見に行かれたそうです。

そこで、お母様は、お店にある電子ピアノを全部Gくんに弾かせ、「先生のピアノと一番近いのはどれだった?」と聞かれたそうです。

そして、Gくんが答えたのは・・・

なんと、

私がお母様におすすめさせていただいた某メーカーの同一機種だったのです!!(勿論、Gくんは私がお母様に紹介したメーカー名も、機種も知りません。お母様も事前に伝えることはされていません。)

いやー、びっくりしました(笑)

でも一番驚かれたのは、お母様で、このエピソードをお話ししてくださいました。

後日、私がオススメした機種を購入されたそうです。

『はじめてのギロック』

本日、ヤマハ横浜店さんにて、今野万実先生の新刊、《ピアノの先生が知っておきたい 指づくり・音づくり・耳づくり『はじめてのギロック』でぐんぐん育つ表現力とテクニック》の講座を受講して参りました。

ギロックて??と思われた方のために、ギロック先生について少しだけ書かせていただきます。

ウィリアムL.ギロックは、1917年7月1日アメリカ合衆国ミズーリ州ラ・ラッセルに生まれました。同州のセントラル・メソチ‶スト・カレッジを卒業し、ルイジアナ州のニューオーリンズへ移り、およそ21年間ピアノ教師・音楽教育家として活躍。その後、テキサス州ダラスに移り、作曲に専念。ピアノオーディションの審査員、ピアノ教師対象のワークショップをアメリカ全土で活躍しました。1993年9月7日、ダラス近郊デソートでなくなりました。

ギロック先生の曲の特徴は、「シンプル、同型反復が多い、メロディーが美しく歌いやすい」など導入期の子どもたちの心・耳・指に優しく寄り添うように作曲されていて、その中に教育的配慮が散りばめられています。

そんな素敵なギロック先生の作品との最初の出会いとなるのが『はじめてのギロック』なのです☆

私はまだ駆け出しの指導者の頃からこの曲集を使っておりますが、本日の講座を受講し、改めてその作品の教育的配慮と奥深さに気づくことできました。

今野先生のは、指づくり・音づくり①レガート②スタッカート・耳づくりについての実践方法を、惜しげもなく披露してくださり、大変に興味深く。レッスンですぐにでも応用していきたい内容であっという間の2時間でした。dcim1793

本日一番の収穫は、音づくり②スタッカート(音を短く切って弾く)テクニックについてで、その奏法と指導方法はぜひレッスンに取り入れたいと思いました。dcim1800dcim1801

何に使う??

本日、新しいレッスンアイテムを導入いたしました!!
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料理教室でもないのに、秤を使っていったい何をするのでしょう!?

その答えは、ピアノ奏法の基本となるレガート奏法(音と音をなめらかにつなげて弾く)の感覚を身につけるために使います!!

レガート奏法は、指から指へ重心を移動させ、響きを横に聴きつないでいくことなのですが、ピアノ始めたばかりの生徒さんは、この感覚がなかなかつかめず苦労してしまうことがあります。

そこで、重さを移動させるという指が感じてる(目に見えないので子どもにはわかりづらい)感覚的なものを、目に見えるようにします。

このときに役に立つアイテムが「はかり」なのです☆

「はかり」にゆっくりと重さをかけていくことで、指にかかっている重さが目に見えるようになるのです!

「はかり」を使ったこのアプローチが、レガート奏法の感覚を身につけるための一助になることを願って☆

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