合唱コンクール

芸術の秋が到来。生徒さんが通っている中学校では来月合唱コンクールが行われます。

矢向中学校2年生H.I.くん(2年連続)、3年生Y.K.さん(3年連続)がピアノ伴奏を。南加瀬中学校3年生H.T.さんは指揮者(23年連続)を務めます。

伴奏や指揮だけではなく、合唱の各パートにも大切な役割があります。

一人ひとりがそれぞれの役割をしっかりと自覚し、三位一体の素敵なハーモニーを奏でられることを切に願います!

 

ぐにゃぐにゃ

ピアノを始めて間もない幼いお子さんの多くは、まだ手指の関節が弱くピアノを弾くときに、指の第一関節と第三関節が「ぐにゃり」と凹んでしまうケースが多くあります。

私は、第一関節を「指のおでこ」を出す。第三関節は「ホネのお山」を出す。と呼んで指関節を理想の形に導く声掛けで指導をしています。(写真、①第一関節、③第三関節)

指関節の強さにも個人差があり、もともとしっかりしているお子さん、声掛けをした直後はできるお子さん、一度や二度の声掛けでは全く改善しないお子さん、など様々です。レッスン中は、理想の手指にするための声掛けを適宜しています。

しかし、自宅練習の際のにお家の方(特にお母様)が手指の形について指摘をされると、お子さんは理想の形とは言えない形で弾いていても「できてるもん!」「やってるし」と反発してくるとのお話をよく耳にします。

そんなときは、口うるさく何度も指摘するよりも、理想の形とは程遠くても、「良い指の形だね!」と声掛けをすると、ピッと良い形になる場合もあります。但しこの声掛けは一度してみて効果がなければそれ以上はやめておきましょう。シンプルに、「ぐにゃぐにゃ指になってるよ」とさらっと指摘してあげても良いと思います。

最近、レッスン中にもシンプルに、「ぐにゃぐにゃ指だよ」と指摘す方が、「指のおでこ」「ホネのお山」と指摘するよりも、直観的に「理想の手指の形」に直すお子さんがいることに気付きました。

※なぜ「理想的な手指の形」で弾いた方が良いのか。簡単に言ってしまえば、「ピアノを弾くために必要な動作によるエネルギーを、ロスすることなくなく効率的に鍵盤に伝える」ためです。

「理想的な手指の形」作りへの一助となれば嬉しいです。

5-4=1!?

先日、中3の生徒さんのレッスンでの一コマ。

画像の○印の指使いに初めて遭遇した時のTさんの一言。

 

「これは5引く4だから1の指てことでしょ!」

??

私は、Tさんが急に何を言い出したかと理解できず、「なんのこと?」と聞き返すと、曲中の指使いのことを言っていることがわかりました(汗)

なるほどー!!

○印の箇所は、5の指で弾いたあと、音を弾き直さずに4の指に変えるという「変え指」の指示なのですが、Tさんは、5ひく4の計算式だと思い咄嗟に、1と導き出したのです!

こういう発想に巡り合うたびに、発想力の豊かさにブラヴォー!と叫びたくなるのと同時に、指導者にとっての「当たり前」が、「当たり前で」なく存在していることへの認識も新たにさせてくれます。

感謝!!

ピティナ ピアノ ステップ

一昨日、6月15日(土)ピティナ ピアノ ステップ 町田地区に、伊藤ピアノレッスンスタジオの生徒さんがご兄妹で参加しました。

Rちゃん(小3)は、基礎1でステップデビュー♪
課題曲 フランス民謡/バスティン編曲《アロエッテ》と、自由曲 ギロック作曲《スクエア ダンス》を演奏。

Sくん(小6)は、応用2で3回目の参加!
課題曲 ツェルニー100番から第61番 ハ長調、自由曲 クーラウ作曲《ソナチネ》Op.55-2 ト長調より第一楽章を演奏。

当日は会場に足を運ぶことができませんでしたが、終了後お母様からご報告を頂きました。転載のご許可を頂きましたので下記に掲載します。

「Rは初めてだったので、前日~出発前まで緊張の固まり状態でした(笑)
でも演奏は気持ちを切り替えたのか、きちっと弾いていました!
Sは当日の朝から緊張しはじめ、本番では最初の「お辞儀」を忘れ、そのまま着席し演奏に入ってしまいました(笑)
でもこれはSの“あるある”なので、放っておきました。言うと泣くので(^^;)
Sの方が緊張が演奏に出てしまった様に感じましたが、後半からしっかり弾いていました。色々反省点があったみたいです。自分で反省点を気づくのも成長を感じました。曲の難易度が上がりましたが頑張って弾きました。
様々な子がいるので、毎回勉強になります。」

お母様が、二人の本番での演奏動画を送ってくださり拝見しましたが、本番に向けてレッスンと練習で積み重ねてきたことが演奏からも聴き取ることができ、その成長を頼もしく思いました。

ピティナ ピアノ ステップにご興味をお持ちになられた生徒さんは、伊藤寛之までお気軽にご相談くださいませ。

~余談~
本番直前のレッスン時にRくんは突き指をしていたそうで…。

「実は今週突き指をしてまして毎日湿布を貼りながらの生活だったので心配でした。ピアノの時は先生に迷惑がかからない様に外してました(^^;)」

本番前最後のレッスン時、私はそのことに全く気付いていませんでした・・・。
お母様とRくん、優しいお気遣いありがとうございました。

ピティナ ピアノ ステップ

昨日、ピティナ ピアノ ステップ 桜木町5月地区を聴きに、カワイ横浜「プラージュ」へ行って来ました。

参加したのは、私の生徒さんのGくん。今回ステップ初参加でした。

出演したのは第3部で、ピアノを始めて5カ月の小さなお子さんからピティナ ピアノ コンペティションD級(中2以下)を受ける方まで幅広くいらっしゃいました。

出番の直前のGくんの様子を見ると、急な緊張感が出てきたようで、しきりに深呼吸をして気持ちを落ち着かせている様子。

そして出番がやってきました・・・。

一曲目、S.ジョプリン(バスティン編曲)『エンターテイナー』は、レッスンで伝えてきたことが表れていて、とても印象の良い演奏♪

二曲目、バッハ『メヌエット・ト長調』BWV Anh.116は、少々緊張してしまったようで、レッスンで習ったことを一生懸命やろうとして未消化の部分に不安定さが出てしまいました。それでも最後まで止まることなく弾ききることができホッとしました。

Gくん、教室の発表会ではないステージで良く頑張りました!

第2部終了後の講評で、アドバイザーのお一人江崎光世先生が、自分の演奏がイチバンでもいいですが、人の演奏から良い部分を見つけ学ぶ姿勢も大切です。との趣旨のお話をされましたが、大いに共感いたしました。

第3部終了後は、唐川真未先生が講評され、例えば15分練習する場合は、右手3分 左手7分 両手で5分というように、コントロールしにくい左手に重点をおいて練習すると良いですよ。と重要なお話をされておりました。

第3部の前に行われた、ピアニストの小倉貴久子先生のトークコンサートも拝聴することができ、学び多き時間を過ごすことができました。

来月は、町田地区にSくんRちゃん兄妹が参加します♪

 

『エンターテイナー』弾いてるよ!

「Kねー、今エンターテイナー弾いてるよ!」昨日のレッスンで、Sくん(中1)の開口一番の一言。
KとはSくんのお兄ちゃんで現在高校2年生。小学校卒業まで伊藤ピアノレッスンスタジオに通っていました。私立中学に入学し学業と部活で時間の制約ができてしまい、ピアノのレッスン継続は断念してしまいました。

そんなKくんですが、最近よくピアノを弾いているようなんです!

約一ヶ月前に、お母様から「Kが最近『カノン』(パッフェルベル作曲)を弾きはじめています、勉強の合間に気分転換ですって。」と嬉しいご報告を頂きました。

昨日のレッスンで、お兄ちゃん思いのSくんは、「先生に何か曲の楽譜を借りてきてあげようか」とKくんに言ってレッスンにやって来たようで、私もそれならばと、勉強の合間などでも気軽に弾けそうな名曲のアレンジがアレコレ載った楽譜を貸してあげることにしました。

Sくんが帰宅して直ぐにお母様から、「Kに一冊貸してくださったようですみません。高2になり、勉強にもプレッシャーがかかるのか、毎日時間あると弾いてます。」との重ねてのご報告も頂きました。

Kくんは、ピアノを弾くことで、言葉にできない思いや、ストレス。人には言えない思いや、悩みを音に託して吐露し、気持ちの整理をしているんだろうなぁ。などと思いを巡らしてみました。

学業、部活でレッスンの継続を断念してしまっても、それまでのレッスンで身に付けた基礎力でピアノを弾いていくれていることに、ピアノ指導者として大きな喜びを感じております。

Kくん、Bravo!

嬉しい報告が届きました!

生徒のIさんから、東京学芸大学 教育学部 音楽専攻に合格したとの喜びの報告を受けました!

Iさんんが他のお教室から伊藤ピアノレッスンスタジオに移ってきて約八年。

ご両親のご意向もあり、大学は国立のみ受験という方向で、高校生になると学業と部活、塾通いと多忙な中でピアノのレッスンに励んできました。部活でコーラス部に所属していたこともあり、高校2年生になる頃に、「大学では音楽を専門に学びたい(音大ではなく)」という本人からの申し出があって、受験へと至りました。

ピアノのレッスンでは、J.S.バッハの《インヴェンションとシンフォニア》に取り組む中で「修辞学」に興味を示し、大学で更に専門的に学びを深めたいと話していました。

声楽とソルフェージュをご指導くださいました○○先生にも、衷心より感謝申し上げます。

本当によく頑張りました!おめでとうございます☆

《生徒さん・保護者の方の声》

《生徒さん・保護者の方の声》にN.K.ちゃん(保育園年少)のお母様の声を追加いたしました!

Nちゃんは、3歳2か月の時に伊藤ピアノレッスンスタジオに入会し、ピアノのレッスンを始めました。
レッスンを始めるにあたり、Nちゃんのお母様は、3歳という年齢と初めての習い事ということで、見えぬ不安を抱かれておられました。

Nちゃんは、とても素直で「自分の気持ちを自分の言葉」で伝えてくれる頼もしいお子さんです。 ごく初期のレッスンでは、数字と見た目の数を一致させることや、ドレミの音の並びと鍵盤のドレミの位置を覚えること。ドレミを模倣して歌う。音符の種類と音価の一致。リトミック的に体を動かすなど、基本的な事項にゆっくり時間をかけて取り組みました。
その一部は、内容を発展させながら現在も継続して取り組んでいます。

様々な課題に取り組む中で、Nちゃんは、わからないことや不安なことは、「Nちゃんわからない・・・」自ら言葉で伝えてくれ、こちらとしてはとても助かります。一方、自信があることに関しては、「Nちゃんできるし!」と頼もしい限りです。

ご両親は共働きで1歳のお子さん(Nちゃんの弟)もいらっしゃいますが、お時間の許す範囲で自宅の練習のサポートにご協力くださり、レッスンを円滑に進めるための一助となっており、とても有難いです。
自宅での練習は、初めから全てが理想通りに進められたのではなく(お母様も色々と葛藤され)、Nちゃんの気分や練習姿勢・態度に波がある中で徐々に「練習すること」は「どういうことか」が少しづつ身に付き始めているようです。(お母様もサポート・言葉がけ上手になりつつあるようです)

今後も、目の前の一人ひとりの生徒さんにとって、ベストなレッスンを提供できるよう努めて参ります。

《生徒さん・保護者の方の声》

《生徒さん・保護者の方の声》にJ.H.くん(小2)のお母さまの声を追加いたしました!

Jくんがレッスンを始めた頃からの変わらない印象は、とても素直でお喋りが大好き。
新しく習う事項等は、その場ですぐに飲み込み、あまり苦労せず出来るようになってしまう器用なタイプ。(視覚重視で、見て覚えることが得意)
ただし、その場ではすぐにできても、新しく習ったことの定着には時間がかり、自宅での練習では新しく習ったテクニック等の応用が利かず、翌週のレッスンでは同じ事を指摘されてしまいます。
でも、指摘をすると直ぐによい方向に修正出来てしまいます。

要は、レッスンでは、私の手本を見た目(視覚)で覚え、耳(聴覚)で覚える分量が少なく、自宅での練習の時には、自分の音を聴きながらの練習ができておらず、”できているいるつもり、やっているつもり″になってしまっていたのです。

レッスン中は、私が手本を弾いてJくんに聴いてもらう。→Jくんが弾く。→私が、「今の弾き方と音はどうだった?」というやり取りを繰り返しています。
「今の弾き方と音はどうだった?」と言う問いかけに、「わかんない」を繰り返していたJくんに変化が見え始めたのは、昨年の発表会の直後から。
レッスン時と自宅での練習時の音の聴き方に少し変化が生じてきたようで、レッスンで指摘されたことを翌週も同じように指摘されることが随分と少なくなってきました。
Jくんは発表会で難易度が高めの曲にチャレンジしたため、その分負荷がかかり、その反動で普段のレッスンの曲がラクにこなせるようになり、心と耳に余裕が生じたようです。

今後も一人ひとりの生徒さんの個性を生かしながら、「楽しく!正しく!」をモットーにレッスンを行って参ります。

《生徒さん・保護者の方の声》

《生徒さん・保護者の方の声》にR.H.ちゃん(小6)K.H.ちゃん(小1)と親御さんの声を追加いたしました!

R.H.ちゃん小6は、2017年4月から伊藤ピアノレッスンスタジオに通い始めました。それ以前は他のお教室に通われていました。

当教室に通い始めた時は、直感で音楽の流れや雰囲気を感じ取り、感覚的にピアノを弾く印象でした。直感と感覚だけの演奏ですと先々行き詰まることを懸念し、レッスンでは楽譜の読み方や、拍子とリズムの関係の整理。表現に必要なテクニックについて改めて取り組み、ここ最近は、それまでよりも客観的な練習と演奏に少しずつ変化してきました。

数日前のレッスンでは、曲中の上手く行かない箇所を整理し、練習の仕方を更に具体的に示し、その通りに実行し上手く弾けたときのRちゃんの納得した表情に感動しました。

K.H.ちゃん(小1)は、お姉ちゃんであるRちゃんのレッスンにお母さんと一緒について来ていて、Rちゃんのレッスン中は後方で大人しくお絵かきをして待っていました。その時の絵がとっても上手で、ピアノを弾いたら音の表情付けが上手にできるだろうなぁ。などと思っていました。

Kちゃんは、2017年10月から伊藤ピアノレッスンスタジオで初めてピアノを習い始めました。

レッスンを始めると、お絵かきを見て得ていた自由な印象とは違って、とってもまじめなお子さんであるこがわかりました。

毎日の練習をまじめにこなし、最近使い始めた『はじめてのギロック』という楽譜では、持ち前の表現力を発揮し、読譜+表現、仕上げは暗譜に一生懸命取り組んでいます。

レッスンではそれぞれの生徒さんの個性を生かしながら、「楽しく!正しく!」レッスンにを進めていく事を心がけています。