グランドピアノのメンテナンス

横浜市鶴見区江ケ崎町の伊藤ピアノレッスンスタジオのブログです。

~・~・~・

本年のレッスンを無事に終え、伊藤ピアノレッスンスタジオでは、レッスンで使用しているグランドピアノの保守点検(メンテナンス)を実施しました。

内部のアクションを取り出し、弦の跡が深くついたハンマーを削り、硬化剤を注入した後に針を刺し、タッチの違いによる強弱の差だけではなく音色変化の幅やが広くなるようにすためのヴォイシング作業を丸二日間(12月28、29日)かけて行いました。

手がけてくださったのは、私が信頼を寄せている調律師のNさん。Nさんは、大手ピアノメーカーでコンサートグランンドの最終調整に携わらていた経歴をお持ちで、優れた調律師の養成もされてきました。

私が駆け出しのピアノ指導者の頃に、某楽器店で試弾したスタインウェイのモデルBが素晴らしく音色の良い楽器で、記憶に残る一台があるのですが、その調整作業をされたのがNさんでした。この時は、まだNさんのことは知らず、私のピアノのは購入したメーカーの調律師さんが行っていました。

きっかけはうろ覚えなのですが、新しい調律師さんを探すことが必要になり、前述の某楽器店さんの親しい店員さんに相談したところ、紹介くださったのが現在お世話になっているNさんです。

Nさんに調律をお願いするようになり、数回目の調律後の雑談で、私が試弾させてもらったスタインウェイの調整をNさんがされていたことがわかり、興奮したことを鮮明に記憶しています。

今でもあのスタインウェイのモデルBの音色は忘れられません。

さて、年明けのレッスンで保守点検後のピアノを弾いた生徒さんたちがどのよな反応をするのかとても楽しみです!