『楽譜の向こう側』

新年度が始まり、入園・入学・進級・進学等で新たな一歩を踏み出した生徒さんたち。私も負けずに向学の意欲を燃やしております(笑)

本日午前中は、応用楽典『楽譜の向こう側』の著者、西尾洋(にしお よう)先生の講座を受講して参りました。

西尾先生は作曲が専門ですので、その立場から楽譜に書かれている音符や記号から「何をどのように」読み取り音楽表現へと繋げていくか。そのポイントを御著書をテキストにしてわかりやすく解説してくださいました。

例えば・・

作曲家は(フォルテ、強く)が書きたくて楽譜に書いたのではなく、「フォルテで何かを表現したくてフォルテと書いていること」その何かを読み解く事がとても重要で、それこそが楽譜から音楽表現をする際に重要な事であること。そのためには、作曲家のこと。作曲当時の時代背景や文化を知っていること。ソルフェージュ能力等総合的な知識や経験を積むことの重要性を改めて思い知らされた二時間でした。明日からの自身の練習やレッスンに還元していけるように努力いたします。