スリーステップ

私は忘れ物をした生徒さんには「三つが大事だよ」と伝えるようにしています。

例えば、えんぴつを忘れてきた場合。

ステップ①「伝える」

「えんぴつを忘れました」ときちんと伝える。

ステップ②「謝る」

えんぴつを忘れたことが「良いか」「良くないか」本人に考えてもらいます。

勿論「良くない」と答えますので、「良くないことをしたときはなんて言うの?」と続けます。

「ごめんなさい」の一言が出てきたら最終ステップへ。

ステップ③「次はどうするか」

「ごめんなさい」で終わってしまいそうですが、それでは今後に生かせませんので、「次来るときはどうするの?」などと聞きます。

「次来るときは持ってきます!」「ちゃんと入れたか確認する!」と言えればオッケーです。

最後に、忘れ物をしたときは、①「きちんと伝える」②「謝る」③「次はどうするか伝える」この「三つのこと」で大抵の大人は怒らないで許してくれるよ(笑)と伝えています。

音・聴く・聞く

ピアノを演奏するということは、鍵盤を打鍵し音楽を奏でる、音を出すこと。

ピアノから発せられる自分の奏でる音に耳を傾ける。

打鍵する前に聴き、打鍵された瞬間に発せられた音を聴き、聴き続ける。その繰り返し。

自分の奏でる音を大切にする。発音する音を集中し聴く。

美しい音。

心の美しさ。

美しい音・素晴らしい音楽を聴くことは心を育む。

自分の音を大切にし、聴けることは、他の人が弾くピアノの音も大切に聴けると思う。

他の人の奏でる音を聴ける子は、人の話も聞ける子だと思う。

人の話を大切に聞くことは、相手を大切にしていること。

人の話を大切に聞けば、自分の話も大切にしてもらえる。

人に喜びを与える音。

安心を届ける音。

勇気づける音。

ピアノのレッスンを通して《聴く力・聞く力》も身に付けてもらいたいです♪