横浜市鶴見区江ヶ崎町の伊藤ピアノレッスンスタジオです!
~・~・~・
日々の自宅練習を一生懸命してきてくれる生徒さんたち。とても頼もしいです。
しかし、、、
レッスンで、生徒さんが練習してきた曲を聴いていると、「あっつ、その音違う、、、」「8分音符が揃っていない、、、」「フレーズの最後の音の弾き方が、、、」など気になる点がある場合が出てきます。
そのような点を改善するために、レッスン中に、「部分練習3回」「運命の3回練習」などと声を掛け、音ミスなどをした部分のみを練習してもらうことがよくあります。
伊藤ピアノレッスンスタジオでは、部分練習の基本を、「正しく3回連続で成功」させることにしています。
なぜ3回にしたかというと、、、
一日三食食べるのが当たり前であるから、正しく3回弾くのも当たり前ということにしました(笑)
「三つ子の魂百まで」「二度あることは三度ある」「三度目の正直」「石の上にも三年」「三日坊主」と「三」が使われている諺が多いことから、大切な数字と勝手に認識しています(笑)
他にも、諺ではありませんが、「三年寝太郎」(民話)ちょっと違うかな、、、
ヨーロッパでは、「三位一体」など?
また、
ベートーヴェンは、ピアノソナタを32曲作曲していますが、第1番~第3番(op.2)、第5番~第7番(op.5)、第16番~第18番(op.30)、第30番~第32番を3曲セットを意識していたようで、「3」という数字を意識していたようなこともあるようで。
ベートーヴェン大先生も意識していた「3」これは、重要な数字!練習に取り入れるしかないと至ったわけでして、、、
さて、実際にレッスン中に部分練習連続3回成功をしてもらうのですが、この成功率がなかなか低いのです。
1回目成功、2回目成功、3回目でミスするパターンが多発します。
きっと自宅でミスをしたまま練習した回数が多くて、そのミスがしっかりと定着してしまっているのでしょうね。
さてさて、連続3回を1セットで成功できなかかった場合は、さらに追加で3セット!
素直に応じる生徒さん、笑いながら大ブーイングの生徒さん、へそを曲げてしまう生徒さんと反応は様々です、、、
生徒さんの表情や集中力を見ながら3回連続で成功するまで追加をしていきます。但し、やり過ぎは禁物で逆効果(どんどん弾けなくなる)になることがあるので、見極めには冷静な判断が必要です。
さて追加する際は、部分練習で何をどうしたいかの練習の目的を一緒に再確認!目的はあれこれ欲張らず一つに絞ります。
さて、この練習方法の目的は、「ミスを直す」「もっと良い演奏にする」「耳を育てる」ことにあるのですが、それよりなにより大切にしているのは、成功までに何度ミスをしてしまっても諦めずに、物事に取り組み成果を上げるために自分のメンタル的に弱い部分に「負けない」事です。
「楽しく・正しく」ためにも、自分の弱さに「負けない気持ち」も育ってくれることを願って!